「財布ジプシー」ってあると思うのですよ。いろいろ財布を試してみてもいまいちしっくりこない。ブランド財布や札入れ&コインケースのコラボとか、いろいろ試したのですが、そんな私が今落ち着いている財布が、実用性と変態感を兼ね備えた「所作」の財布なのです。
まず実用性。メンズ財布における財布的実用性は二つ折り財布択一でしょう!男はカバンを持たない日があるので、コンパクトにまとまる二つ折り財布のアドバンテージは大きい。そしてアクセス性。コンパクトさなら三つ折り財布とかありますが、個人的に財布にスナップボタンとかついてるの嫌いなんですよね。まぁ好みの問題なのですが、厚みと、面積のバランス考えたら二つ折りの財布に帰結するのです。
札入れとコインケースも中々よかったのですが、どちらかがカバンの中で迷子になることが多く、やっぱりコインケースは財布にくっついていたほうが良いなぁというのが使い続けた正直な感想。当たり前のことといえば当たり前のことである。
綺羅星のごとくさまざまな二つ折り財布の中から、あえてこの「所作」を選ぶ理由は変態感すごいからだと思ってる。
和のこころというか、この「包む」という概念。お金を財布に入れるのではなく「包む」というのが一周まわって新しい。こういうの好き。
1枚の皮を折りあげて、ボルトで止めるだけの簡素なつくりも気に入りました。折り紙的な。下手に桜の柄とかで「和」押ししている財布よりも、「所作」という名前、折り紙的要素、姫路メイド、包むという概念、こういう方向性で日本感を出してくるセンスにやられた次第です。
実用面が中々充実していたのも強い。こういう作りなのに、コインケースにしっかりとマチをとってあったり。
カードケースに「かぶせ」ができる細工がしてあり、免許証などが露出しない心づかいがあったりと、高性能。これを折りの工夫でやっているのだからすごい。ミニマリストはこういうものを選択するべきだと思う。
包装はこんな感じでした。ちなみに製法上、縫い目すらありません。
必要なものを入れきった状態がこのくらい。普通の二つ折り財布と同じくらいかなと思う。この財布の特徴である「かぶせ」は個人的に心地よい。きちんと包まれている感があり、財布から抜け落ちない安心感がある。ほら、二つ折りの財布のど真ん中に何かをとりあえずで挟んでおくことって稀に良くあるじゃないですか?そういう時安心。
まぁ、良いことばかりではなく、きちんと問題点もあって、コバ(革の端の処理)が革切りっぱなしなので汚れに弱い事、芯が無いため、中に入れたものの形が悪い意味で反映されやすい事などありますが、これらは「ナチュラル」という素敵な言葉でケアできる。黒色(か紺色)買っとけばよかった感ありますが、良心的な価格設定だったことと、風水的な要素を取り入れてみようという気分だったため、キャメルをチョイス。半年くらいかな?使っていますが、全体的に色が濃くなったくらいでまだ綺麗の範疇だと思う。
超絶、好みの分かれるタイプの財布だと思いますが、それ故に刺さる人にはクリティカルに刺さる財布であり、色、柄、種類も豊富なため、自分用、プレゼント用ともに、選択肢の一つとしてみるのも面白いと思います。
↓買ったのはこれだけど
↓ロングもある
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