こんにちは。灯(@tumenoakari)です。
突然ですが、靴紐ゆるみません?
アレなんですぐ緩むんですかね? めっっっっちゃくちゃキツく締めても数歩でゆるむ。
わたし、これめっっっちゃ嫌いで、ハチャメチャにストレスなんです。
世界靴紐ゆるむの嫌な人選手権とかあれば圧倒的1位を獲得できるくらい大っ嫌いです。
これに対してものすごい研究を行い「答え」がでたので今日はその発表会をしようと思います。
新しい靴紐すぐ緩む問題。 5歩ももたん
革靴の新しい靴紐ってマジですぐ緩みませんか?
ガス紐、ロウ引き紐…… 新しい靴にセットでついている紐、靴屋で売っている紐、なじむまですぐ緩みます。
ホント、すぐ緩む。5歩も持たないです。
駅まで歩いている間に緩む。 ホームで締めなおしても駅から会社までの間にまた緩む。
紐が緩むと靴が緩む。歩き心地が悪くなるだけでなく、靴に変なしわが入ってしまったり靴擦れの原因になってしまったり。
あと、せっかくの新しい靴紐なのにほどけたまま歩くことでセル(靴紐の先っちょのプラスチックのところ)を踏んで壊してしまったり。
ぜんぶイライラします。 良いところが1ミリもありません。
これがなじむまで続くわけですから、控えめに言って地獄なのです。
試行錯誤と研究結果。工夫の余地についての報告
新しい靴紐がすぐ緩むことについて分析してみると、靴紐の滑りやすさが原因なのではないか?という仮説に思い当たります。
これに対する対策を考え、実行する余地はあります。
紙やすりを使って靴紐をザラザラにしてほどけにくくする工夫(60点)
かんたんに実行できる工夫としては紙やすりを使うことです。
結び目に摩擦が無く滑った結果ほどけるので結び目になる部分をやすりがけして摩擦抵抗を高める対策です。
この対策は効果あります。 靴紐は使い続けているうちにほどけにくくなるのですが、これをやすり掛けで強制的に早めてあげるようなイメージですね。
ただまぁ、力加減が難しいのが困りもの。 やすり掛けが甘いと緩みますし、やすり掛けが強すぎると靴紐がボロっちくなります。
あと、対策の性質上、靴紐が切れやすくなります。やすってるんで当然ですね。
全体を均等にやするのではなく、結び目になる部分だけをやするのがコツでしょうか。 あと、1回でやり切るよりも数回に分けて調整しながらやすり掛けしたほうが仕上がりは良いです。 手間ですが。
靴紐に蜜蝋を塗り込む対策(30点)
2つ目の工夫は靴紐にみつろうを塗り込む対策です。
蜜蝋が塗り込まれた靴紐は高級靴ひもの仕様になります。 これを自分で実行するイメージですね。
効果はあります。 しかし、正直おすすめできる方法ではありません。
何故かというと、みつろうを塗り込むのスゲー大変だからです。 マジでぜんっぜん吸いません。
温度が無いと蜜蝋が溶けないのでマジメにやろうとすると熱源(ドライヤーとか)準備したりけっこう大変です。
加減が難しいのもしんどいです。 当然、蜜蝋ぬった部分はベタベタするようになるので塗りすぎ注意になります。 逆に少なすぎると効果無いです。
これも紙やすりの対策と同じで数回に分けて実行するのが上手くいくコツです。
実際やってみた正直な感想は「効果自体は実感できるレベルであるけど、もう2度とやらん」です。
結果、さのはた靴紐がいちばん安い(10000000点)
個人的最適解は素直に「さのはたくつひもを買う」に落ち着きました。
靴紐って考えるとめちゃくちゃ高級な値段設定です。 クソ高いです。
今までの工夫はこの高い靴紐を買わなくて済むためにはどうしたら良いか?の試行錯誤でもあったりします。
普通の靴紐をさのはたくつひものようにできたならと思い、いろいろやってみましたが無理でした。
さのはたくつひもの良い点は「ゆるく結んでもほどけない」こと。 これ何でか分析してみたんですが、おそらく「蜜蝋」と「編み紐」の合わせ技がポイントなんだと思います。
ややマニアックな話になりますが、ゆるく結んでもほどけないってすごいんですよ。 キツく締める必要が無いので紐靴の特徴であるその場のフィーリングでサイズ感を変更するってのが極めてやりやすくなるんです。
足が痛い時にちょっとゆるめに結んでもほどけないってめちゃくちゃ良いんです。 マジでストレスフリーなんです。 紐靴タイプのスニーカーあるじゃないですか? アレと同じレベルの微調整が可能になるんです。マジで。
真剣に分析する前は染み込んだ蜜蝋が良いのだと思っていましたが、実際じぶんで普通の靴紐に蜜蝋染み込ませて理解しました。
蜜蝋だけじゃコレ再現できません。 編み紐の摩擦抵抗と蜜蝋の摩擦抵抗がかけ合わさることで実現できているのです。
なので買うなら「平紐」タイプではなく「編み紐(丸紐タイプ)」が圧倒的に良いです。 繰り返しますが、蜜蝋加工がされていればOKという事ではないのです。
これだけ機能性に寄せていると普通は見た目が犠牲になるのですが、この靴ひもは見た目の高級癌が凄まじく高いのが素晴らしいです。 機能とデザインの融合ってこういう事なんでしょうね。
耐久性も十分です。 この値段の靴紐が頻繁にブチブチ切れるようだとコスパ最悪ですが普通の靴紐より2倍以上長持ちします。 セル(靴紐の先っちょ)が金属なのでココが割れて交換するってことがないのが長持ちに繋がります。
1万円以上この靴ひもを買い続けていますが、切れたことは1度も無いです。(数年使って傷んで交換はありますが、これは当たり前) では何故1万円以上も買い足しているかというと、新しく買う革靴全てにさのはたくつひもを導入してるからです。
これじゃないとストレスだから。 それほどに良いアイテムなのです。
靴紐の長さについて(革靴・ビジネスシューズ・チャッカブーツ)
自分用の覚書として、さのはたくつひもの長さについて残しておきます。
普通の革靴は80cmで良いです。穴の数は8~10。適性の範囲内に収まります。
チャッカブーツ70cm。穴の数は4。 80cmだと長すぎます。 6穴まで70cmかな~ってイメージです。
ちなみに穴の数8は4列。10は5列。4は2列です。写真で10穴。
平紐ではなく編み紐(丸紐)を。ほどけないパワーが段違いです。
平紐のほうが雰囲気あって格好よくても実用なら編み紐。おなじさのはたくつひもでも平紐はほどけます。 ぶっちゃけ見栄えも編み紐で十分 高級感があります。
あと、ワークブーツ等には不向きです。 細すぎます。
レッドウイングやウルヴァリン 1000マイルブーツ等に装着させても細すぎてバランス悪く、力不足感もあってたぶんすぐ切れます。
高いけど良いモノだ
おそらく今後も買い続けるタイプのアイテムです。
靴紐は消耗品なのでなるべくコスパが高いものを選んだほうが幸せになれると思います。 靴紐は見える部分になりますので見栄えも重要です。
さのはたくつひもは正直高い靴紐と思いますが、コスパって観点で検証するとコスパ高いってなるアイテムだと思います。
さのはたくつひもじゃない靴紐を通した革靴、率直に履かなくなるんですよ。マジで。 だから、最終的に手持ちの靴、全部コレ通すことになるんです。
無くならないで欲しい商品なのでみんなに共有したいな~ってことで記事にしました。
よろしくお願いします。
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