洗剤には「詰め替え用」という製品ラインナップがあります。詰め替え用のお得なポイントとしては、容量当たりの単価が安いこと、詰め替え用のデメリットとしては、元の容器に詰め替えなくてはならないというものがあります。これは製品コンセプトを考えた場合、当たり前のことになります。 「常識を疑え」という事で、詰め替え用の製品コンセプトの根幹にある「詰め替えること」を無視した運用を考えます。方法はいろいろありますが、我が家では「小さい計量カップを使う」という運用を導入し、課題解決をしました。
まず、詰め替えることに対する課題・デメリットで最も大きなものは『違う製品とまぜてはいけない』というものです。これは「銘柄を入れ替える」ことに対して非常に大きなハードルになります。というか、詰め替え用のコンセプトが「この銘柄を継続利用してね(囲い込み)、その代わり、容量当たり安い詰め替え用のラインナップを用意するよ」という側面があることと、様々な製品を割合含めて混ぜたときの責任範疇の問題があるため、原則として混ぜることを禁止するというのは当然でしょう。おしゃれな雑貨屋さんとかで販売されているおしゃれな詰め替え容器を使った場合も同じ問題が発生します。特に、シャンプーボトルに多いポンプ式は入れ替えを考えた場合、そのポンプも洗わなくてはいけないので銘柄を乗り換えるハードルはより一層高いものになります。製品によって使用する量も異なる。その課題を全部、小さい計量カップが解決してくれます。
元の容器が必要な理由は何か?を考えると、大体の場合「計量」になると思います。フタの部分で計量できるようになっていたり、ポンプ式なら1回あたり何回プッシュみたいな。だいたいの製品は本体に使用量が書いてありますし、小さい計量カップで1ポンプ受けてみれば必要量が計量できます。計量した時点で、計量カップにマジックで線でも入れておけば便利です。誰でも思いつく、かんたんな対応ですが、けっこう大きな効果があります。
元の容器に縛られないという事は、銘柄に縛られないという事です。そうなると結構なメリットが発生します。
・今何を使っているか覚えておく必要がなくなる
・その時売っている一番オトクなものを悩まず買える
・環境にやさしい
混ぜることができないという事は、今使っている銘柄を把握していないと買い物ができないという事です。この縛りがなくなるメリットは大きいです。単純に管理する項目が1個減るというのも大きいですが、新商品を試したり、その時一番オトクなものを迷いなく買う事ができるなど、行動の幅が大きく広がります。環境に対してのメリットもあり、詰め替え用はモトの容器が有ろうがなかろうが詰め替え用のパッケージ自体というごみが必ず出ます。元パッケージのごみが出なくなる分、計量カップ運用のほうがごみの総量が減る効果があります。
計量カップの最大の利点は、計量カップ自体がかんたんに洗えることにあります。食洗器用の洗剤運用で大きな効果があるのはこの特性を最大限に活かせるからです。小さい計量カップですから、一緒に食洗器の庫内に入れてしまえばよいのです。こうなるとモノ選びのハードルはだいぶ下がります。何買っても良いワケで、覚えておくものも無いワケで。考え方、運用ひとつ変えるとモノ選びを格段にサボることができるようになりますよ、というお話です。
↓食洗器用だと、寸胴タイプの小さいものがこぼしにくく、洗いやすいのでおススメです。
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