「高級な腕時計が欲しい!」と思い、いろいろ調べていくと機械式時計にするか、クオーツ(電池式)にするかで必ず悩みます。私は明確な理由にもとづいてクォーツの腕時計はカルティエが最もおすすめだと思っています。極限までシンプルかつドレッシーな時計を求めると、カルティエのタンクソロに行きつくのです。その解説になります。
カルティエって時計屋なの?
腕時計に関係するところだけかいつまんで説明します。カルティエはもともと宝石商です。「サントス」というモデルの腕時計があるのですが、これが世界初の腕時計といわれています。
カルティエを選ぶ優位性は、宝飾ブランドの中で時計専業並みのコダワリがあるから
歴史があることが非常に強い優位性です。 高級な腕時計欲しい!って思うと、エルメスやヴィトンのようなメゾンブランドではなく、ロレックスやオメガといった、時計専業ブランドのアイテムが欲しくなると思います。しかし、カルティエだけは別格です。先に述べた通り、世界初の腕時計を作成したといわれている歴史がありますので、この文脈で独自の立ち位置があり、これがカルティエを選ぶ優位性になります。
クオーツ(電池式)を選ぶ優位性
クオーツ(電池式)の優位性は以下の通りです。
精度&扱いやすさ&経済性のバランスが最高
①ランニングコストが基本的に電池交換しかないこと(2000円くらい/ブランド品はちょっと高めの値段設定なお店がほとんどです)
②電池交換に対応できるお店がたくさんあり、納期も早いこと(早いと10分)
③機械式と比較して、時計としての性能が高い(正確)こと
④薄く作れること
⑤機械式と比較して値段が安いこと
基本的に、時計としての機能だけで考えた場合、あえて機械式時計を選ぶ理由がないです。
タンクソロがおすすめな理由
龍頭に「カボション」がついている
カボションとは龍頭(リューズ)という、時間合わせなどで使うつまみについている青い宝石のことです。カルティエはもともと宝石商なので、歴史と文脈を考えると「これぞカルティエ!」という仕様であることが理解できると思います。ただのおしゃれなのではなく、意味のある装飾だという事です。
薄型でドレッシーな時計である
クォーツ式の時計の優位性のひとつが、機械式時計では仕様上なかなか出しにくい「薄さ」を出せるという点です。薄い=ドレッシーという印象になります。機械式時計の代替品として、仕方なくクォーツを選んだのではなく、ドレッシーな印象の時計を無理なく薄くできる製法で作ったものが、たまたまクオーツ(電池式)だったという事です。
シンプルな2針である
機械式時計とクオーツ(電池式)式時計、見た目における最大の差は「運針」です。機械式はつつーっと、秒針が止まらずに動き続けます。一方のクォーツ式は、カチカチと1秒1秒針が詰まる運針となります。気にならないっちゃ気にならないですし、気になるっちゃ気になるのですが、根本的に究極のシンプルさを求めていくと、最も運針が気になる秒針自体が必要ないことに気が付きます。
ちなみにタンクソロはタンクの派生モデルとなります。タンク自体は100年を超える歴史のあるモデルの為、デザインの完成度、説得力は抜群です。
ミニマム&シンプルな腕時計が欲しい!という人にとって、タンクソロが究極の回答のひとつになることがご理解いただけると思います!
カルティエには「コンプリートサービス」がある!(メーカー確認済み!)
クォーツ時計の宿命として、内部の基盤がダメになると時計自体がもう使えなくなってしまうというものがあります。ここも機械式時計と決定的に違うところです。機械式時計は部品を交換することでずーっと使える。しかし、カルティエにはコンプリートサービスという神サービスがあります! このサービスを利用すると、壊れた基盤の取り換えができるのです!
カルティエのコンプリートサービスでは機械交換を行っております
。
タンクソロのクオーツモデルでございましたら、金額が¥33,880(税込)~ 承っており約3週間お日にちをいただいております。 ※問い合わせメールより引用
こういうサービスの提供ができるのも大手メゾンの強みだと思います。実際に使うかどうかは別として、こういうプレミアムな対応をしてくれるブランドの製品を買いたいと思ってしまうものなのです。
カルティエ CARTIER 時計 タンクソロ SM 腕時計 (ブラック グレインド カーフスキン)
- メディア: ウェア&シューズ
(おまけ)2本目として最強の時計
機械式の時計を持っていて、2本目、3本目と時計をふやしていくと、自動巻きのぜんまいがほどけて時計が止まるという問題に直面します。本数が増えてくると1本あたりの着用頻度が下がるので仕方がないのですが、クォーツは電池なので止まりません! これ結構メリットです。使おうと思っていた時計が止まっているのはストレスなのです。
まとめ
最初の1本としても十分魅力的な時計ですし、2本目、3本目の時計としても優秀な時計です。非常に無駄になりにくい良い時計なので、気になったら試してみることを強くおすすめします!
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