こんにちは。灯(@tumenoakari)です。
みなさんは雨用の革靴を持っていますか?
わたしはもっています。買いなおしました。
どうして買いなおしたかというと、前もっていた雨用の革に穴が開いてしまったからですね。 穴が開いてしまうと雨用の靴として使えなくなっちゃいますから。
ほいで、今回買いなおした雨用の靴は、ジャパニーズサラリーマンの足元を支える日本靴づくりの雄「スコッチグレイン」の革靴です。
スコッチグレインの革靴はすごいんですよ。撥水レザーとか防水レザーっていうラインナップがあるのです。
今回は撥水レザーがどんなもんか?という検証実験しつつ結果をまとめていきたいと思います。
雨用のドレス、ビジネスシューズとしては100億点の出来でした
スコッチグレインの撥水レザーとは何ぞや? メーカーが何て言っているのかを調べてみましょう。
靴のお手入れ方法について ~シャインオアレイン編~
2014/06/19 大阪店こんにちは。スコッチグレイン大阪店です。
連日の曇り空に本格的な梅雨の季節を感じております。
この時期店頭、WEBショップともに注文が集中するのが
「シャインオアレイン」、「ファイバーグリップ」の撥水レザーシリーズです。甲革に「国産撥水カーフ」を使用することで甲革の水の浸み込み、
水による傷みを軽減するスコッチグレインが雨天時のご利用にお勧めする商品です。お買い上げいただくお客様からは
“完全防水なのか”、“お手入れには防水スプレーを使用するのか”などの
質問を多くいただくので今回はこれらについてご説明させていただきます。まず、商品の防水性についてですが「シャインオアレイン」、
「ファイバーグリップ」シリーズともに完全防水ではございません。
撥水レザーシリーズは国産撥水カーフ+合成底の組み合わせにより、
高い防水性を実現した商品ですがスコッチグレインが採用しております
グッドイヤーウェルト製法は“縫い靴”でございます。
製法上縫い目などからの水の浸み込みは避けられないものとお考えください。引用元:http://www.scotchgrain.co.jp/blog/shop/maintenance-shineorrain/
いちばんわかりやすかった直営店のブログからの引用です。
「完全防水ではありません」と言われていますが、製法の都合(グットイヤーウエルト製法)で、縫い目から水が入ってくる場合がありますよ。 ということです。
そのうえで、下記の感じで防水スプレーの使用を推奨していません。
防水スプレーについてはスコッチグレインの製品全般でご使用をお控ください。
弊社製品では大変デリケートな皮革を甲革に多く採用しております。
また、これらの風合いを損ねず天然皮革本来の良さを
お客様に楽しんでいただけるように製造現場での仕上げも
厚塗りせず極力薄く仕上げております。防水スプレーの使用はこれらの風合いを損ねたり、
染みや撥水レザーでは撥水性の低下の原因になる場合がございます。引用元:http://www.scotchgrain.co.jp/blog/shop/maintenance-shineorrain/
風合いが損なわれることがメインの理由っぽいですが「撥水レザーでは撥水性の低下の原因になる場合がございます」と、製品本来の撥水機能を阻害してしまう可能性について述べられています。
まぁ、調べてみたものの、やってみればわかるでしょう!
ということで!とりあえず最近の不安定な天気を活かし、土砂降りの日にスコッチグレインの撥水レザーの靴を実際に履いてみてどんなもんか検証してみました。
検証結果としては百億点! 靴下がぬれることはありませんでした!!エライ!!!!!
靴が新しいからかな、とも思いますが実際問題 土砂降りの雨から足を守ってくれたのは事実なので撥水レザー(防水レザー?わたしの靴はどっちだw)を使用した雨用の靴として非常に良い感じでした。
では、この革は水を含まないのか? 水に沈める実験をしてみた
スコッチグレインの撥水レザー(防水レザー?)の靴は雨用の靴としてサイコーでした!
おしまい!
でも良いんですが、この革は全く水を吸わないのか?が気になったので水に漬けてみました。
じゃー!!!
重りのせてどぼーん。
結果、きちんと水が浸透しました! こんな漬けかたしたら当然だね!!!!!
水が染み込まない=クリームが浸透しない可能性がありますので水が浸透するのは安心ですね。
土砂降りの雨水は通さないけど水やクリームを使ったケアは大丈夫といういい塩梅なのでしょう。 まさに実用靴って感じです。
この濡らし方するとですね。 さすがに革の表面さわると水を含みまくっている事が確認できます。
変なコーティングがされている感じはなく、わたしのもっている他の靴を洗っている時と同じような革の状態だと確認できます。
あと、革の内側は普通です。 普通にびっちょびちょ。 靴の内側まで撥水&防水加工をする必要ありませんから当たり前ですが。
乾く時間も普通です。 他のメーカーの、撥水加工も防水加工もされていないグットイヤーの革靴と同じです。
何だろう、ゴアテックスみたいな特殊技術なのかな? 土砂降りの雨をはじいてくれるのに水を含ませることができるという意味がわからん技術が使われています。
まぁ、使う側としては天候を選ばず履けるとっても良い靴なのでうれしい限りなのですが!
撥水レザーに撥水効果のあるクリームを使う撥水効果は落ちるのか?高くなるのか?の実験(コロニル1909 シュプリームデラックスで実験)
冒頭で引用した直営店のブログに撥水スプレーや防水スプレーは逆効果になる可能性がありますという記述がありました。
それでですね。 この靴についていろいろ調べていて思ったのですが、この靴のケアにコロニル1909 シュプリームデラックスを使うとどうなるんだろうと。 実は相性良いんじゃないかと。
シュプリームデラックスは靴に油分水分を補給して良い状態を保つためのクリームですが、成分の「フッ化炭素樹脂」で撥水効果を謳っています。
シンプルにこの靴をこのクリームでケアしていきたいので、試しに使って撥水効果が落ちるかどうか検証してみました。
撥水×撥水を試してみた結果、なにも変わりませんでした!
きちんと撥水します。 足を守ってくれます。
土砂降りの雨で実験した時点で「雨から足を守る」効果が十分だったのでこれ以上の結果が出なかったのだと思います。 逆に、性能が低下した感じもありませんでした。
安心!
スコッチグレイン 撥水レザーの革靴は1足もっておきたい百万点の靴でした
悪天候に強くて見栄えも良くて。 そのくせ、クリームがしっかり浸透するからケアメンテナンスもばっちりできる。
撥水レザーや防水レザーは磨いても光らない!とか言っている人が居ますけど、アレは「趣味の靴磨き」の話であって、ビジネスで着用するレベルなら十分に光りますのでご安心を。
総括して、すごい良い靴だと思いました。 靴が趣味なので高い英国靴とか買い足すと思いますが、全天候がんばれるタフな靴なうえに見栄えも良い靴なので1足はもっておきたいタイプの靴です。
もし買おうかどうか悩んでいる人が居るならGO!して良いと思います。 良い靴でした!
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