こんにちは。灯(@tumenoakari)です。
今日の記事は失敗談です。 いやぁ、久しぶりにやらかしました><
何をやらかしたか?というとカバンの色補修で使うアイテム選択をミスりました。
カバンが色移りするようになっちゃいました。
事の顛末を共有していきたいと思います。
コロニル1909 シュプリームデラックスの無色/カラーレスでケアしていると白くなる問題
今回処理したカバンはノーメンテのカバンではなく、定期的にメンテナンスをしていたカバンです。
定期メンテで使用していたのはクリームです。 コロニル1909 シュプリームデラックスの無色、カラーレスって書いて販売されているものですね。
このクリームでずっと手入れをしていたのでカバンの状態は良好でした。
でもですね、ずっと無色のクリームでケアしていると色抜けしてくるのですよ。
論理的に当然ですよね。 だって。ずっと補色していないのですから色は薄くなりこそすれ濃くなることはありません。
特に黒は色抜けが目立つ色です。 革に油分を補給すれば油分が入った部分の色が濃くなって改善した感じが出ますが、カバンの元々の色である黒色ほどの濃さにはなりません。
カバンは財布などの革小物と違って手指で触れる回数が多くないので全体的に色抜けしてくると白っぽくなってしまうわけですね。
この白っぽくなる問題を解決するためには補色という作業をしてやる必要がありますので今回メンテで対応することにしたわけです。
同じコロニル1909 シュプリームデラックスの黒を使ったら色移りしまくる問題
コロニル1909 シュプリームデラックスの無色が非常に良いクリームであり、この黒を持っていたのでカバンに使ってみようと思ったわけです。
靴のケアで使っていたもので、靴のケアだと非常にきれいに仕上がる良いクリームだという実績もあったので。
使った感じなのですが、仕上がりは非常に良かったです。 きちんと補色してくれたのでパキッとした見た目に復活しました。
優秀な保革クリームでもありますので革の状態も良好!素晴らしい結果!……に思えたのですが、ここで一つ問題が発生しました。
発生した問題とは、何回から拭きしても布に黒い色がつき続ける問題です。 そうです。やっちまったのです。
カバンの色移りが致命的な問題である理由
カバンの色移り問題は靴の色移り問題とは比較にならないくらい大問題です。
靴と異なりカバンはコートやジャケット、シャツ、パンツなどの衣類と擦れますから色が洋服に移るんですよね。
これの何が深刻かというと、電車などじぶんの身の回りの人の衣類を汚してしまうリスクがあるということなのです。
大問題です。
なので、この状態になってしまったカバンをそのまま使うことはできないわけです。 せっかくケアしたのに使えない。 これはやっちまった!ってなってしまったわけです。
やっぱり補色するならサフィールのレノベイティングカラークリームを使うべき(戒め)
コロニル1909 シュプリームデラックスは良いクリームだと思います。 使いやすいですし、保革性能もばっちりです。
でも、シュプリームデラックスを靴以外に使うなら無色/カラーレス以外を使っちゃダメですね。
つまり、状態維持、保革などに使うべきクリームであって補色に使うには適さないクリームだと判断しました。
やっぱり、個人的に実感する補色パワーNo1のクリームはサフィールのレノベイティングカラークリームです。
靴の染め替えやレザーライダースのケアで使ったこれですね。
サフィールのレノベイティングカラークリームをもう何本も使っていますが、色移り問題が発生しないというのが強すぎます。
シュプリームデラックスと比較すると容量当たりの値段は高いですし、ユニバーサルレザーローションと混ぜないと硬くて使いにくいというのが正直な感想ですが、それでも色移り問題が発生しないというのが強すぎます。
後で問題になるくらいなら最初に面倒とコストを飲み込んだ方が良い結果になる、というのが今回の失敗を経験しての学びです。
いやぁ、カバンのメンテって難しいですね。 久々にやらかしました。
カバンのケアを考えている人がいましたら。この失敗体験をどうか活かしてくださいね!!!
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