こんにちは。灯(@tumenoakari)です。
ゴールデンウイークなので水槽の、外部フィルターのメンテナンスを行いました。
じつは私の水槽、超合理的な構成でやっておりまして、極限まで水替えがサボれる仕組みなんですよ。
現状も特に問題なくまいにち魚が泳いでいるんですが、フィルター掃除だけは定期的にやっておかないと、目詰まりに気づかず環境を崩壊させてしまいかねないということで年2回くらいやることにしています。
新高機能ろ材「キャビティ(ミューロA)」の実力は如何に??
今回のフィルター掃除で楽しみにしていたのは高機能ろ材「キャビティ(ミューロAとも。たぶん同じです)」の実力です。
このろ材に変更したのは前回のフィルターメンテナンスの時です。
8月だったので、まる7~8か月経過後の経過観察を兼ねてって感じですね。
この写真は冒頭の写真と同じものです。 右下の白い塊がミューロA。 水を抜いただけの、清掃していない状態でこんな感じでした。
「かなりきれい」って感想です。
この状態で日々の安定で、複合的に考えると確かに高機能ろ材って言えるなぁと思いました。
全体的に観察しましたが、通水性が損なわれている感じはしませんでした。 形状が優秀なんでしょう。
通水性バッチリなのでメンテナンスが不要になるかといえばそういう話でもなく、ろ材の形状は機構全体の一部分にすぎないのでメンテナンスの要不要の決定的な要素にはならないと思うんです。
とはいえ、取り出すときにフィルターに残った水で上下に軽くゆすぐだけでこれだけきれいになったのでこのままフィルターに戻しました。
濾過マット(わた)がメンテナンスの課題
サボれる水槽システムを考えると濾過マット(わた)が最大の課題になります。
この綿が最後、ごみを濾しとる役割を担いますから、マッハで通水性が落ちていくわけです。 これはもう道理なので、改善は難しいかなぁというのが結論です。
理論的に、ごみを素通りさせれば目詰まりリスクは限りなく低くなりますが、水槽内でゴミが循環することを許容することとイコールなのでなかなか受け入れ辛いお話です。
他にもフィルターの形状的に「ゴミ素通り作戦」の相性バランスが良くないという事情もあります。
フィルター内部のインペラー(ぐるぐる回って水を吸い上げ、水を回す役割のプロペラ)にゴミがダメージを与えるという問題ですね。
わたでゴミを濾しとることが前提の仕組み鳴っているので、仕組みが想定していないことをすると新たな問題点が出てきてしまうというバランスになっているわけです。
論理の話だけをするなら綿の交換をしなくて良い方法はあるんです。 シンプルな考え方なんですが、フィルターのパワーを極限まで高めればよいんです。
つまり、綿が目詰まりした状態を基準にした、超ハイパワーのフィルターを選定すればよいって話です。
水が回れば良いので。
ただ、この方法は逆のリスクを抱えることになります。 何らかの理由で綿の通水性が確保されてしまった場合、超ハイパワーで水槽内の水を循環させることになるので、結果すさまじい水流が水槽内に発生します。
要するに、飼育している生体に負荷がかかるという話ですね。
両極端な話ですから、このあたりはバランスをどうセッティングするかという判断なんだと思います。
半年に1度、機材のチェックを兼ねてメンテナンスするのが良バランス
結局、餌だけやってればOKって環境は難しいなぁというお話ですね。
自然の偉大さに打ちのめされるといいますか。
水替え自体の頻度を落とすことは工夫次第でどうにでもなると思いますが。 極論、バカでかい水槽に植物わんさか配置して、魚は1匹、みたいな環境なら水替えは必要ないです。
部屋に雨が降らない以上、水が減ったら足さねばいけませんし、機械はいずれ壊れます。
このあたりを考えると水替えは月1回くらい、外部フィルターのメンテナンスは半年に1回くらいが良い加減なんじゃないかと思います。
水替え月イチだと生体の数は限定されますけど、なにに重きを置くかって話ですからね。
とにもかくにも、裏方機材にお金をかけておいてよかったと思うんです。 このあたりのバッファの持ち方は飼育のストレス(人間も魚も)に直結するので。良い機材は良い状態を保つパワーが高いっていうのを実感しました。
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