こんにちは。灯(@tumenoakari)です。
突然ですが、仕事に飽きることはありませんでしょうか。
わたしはありますw
仕事がつまらなくなってしまい、モチベーションが維持できなくなってしまいます。
かっこいいカタカナ言葉だと、バーンアウト(燃え尽き症候群)や、ボアアウト(退屈症候群)というやつですね。
昔はコレで転職しがちでした。 結果、6回も!転職しました。
最近は大人になって落ち着いたのか、切り替えて仕事ができるようになってきました。
転職回数が多いと不利になる。
よく言われることですし、これが事実でないのならば、飽きたら転職すればよいのです。
現実問題としてそうではないと実感しています。転職回数が多いと不利になりやすいと思います。
せっかくの経験なので、転職回数が多くて不利だと感じたことと、そもそも転職を考えないようにするための、燃え尽きや退屈(特に退屈)をどう対処するかについてまとめておきたいとおもいます。
実際に転職回数が多くて不利を感じた出来事
転職回数が多くて不利を感じた出来事について。
これは大きく2つに集約できると思います。
2.社内評価で不利になる
この2つについて掘り下げていきたいと思います。
転職活動で不利になる
転職活動で不利になるパターンについて。
このパターンは、先ず書類審査が通りにくくなります。
転職回数が多い=辞めがち=ジョブホッパー のような先入観が発生することが理由です。
確認できないので予測でしかありませんが、転職回数〇回以下、などの足切りもあったのではないかと思います。
まぁ、雇う側の視点で考えても、転職回数が多い人と少ない人で選べるなら少ない人を選びたいとなるのが自然だと思います。
この辺りは、悩み苦しんでも現実が変わらないので、割り切って数をこなしていくくらいしか対策が無いと思います。
やっぱり、転職回数が多くなるにつれて書類審査が通りにくくなる傾向はあると思います。
書類の作成難易度自体も高くなります。 履歴書や職務経歴書をまとめていくのも大変になります。
所属した会社ごとに書く必要がある為、行数が足りなくなります。
市販の履歴書など、とても使えません。
私の場合、最終的にExcelでダウンロードしたひな形を自分仕様に改造して対応していました。
自己紹介も長くなりがちですので、シンプルにわかりやすくまとめて話す練習も大切でした。
転職エージェントには、書類の添削と経歴の要約についてお世話になったことを覚えています。
面接まで進んでも、、転職理由についてきちんと説明するのも大変です。
キャリアに一貫性があればまだまとめやすいのでしょうが、私の場合、特に初期のキャリアに一貫性が無く取っ散らかっていたので苦労しましたw
最終的に、序盤の取っ散らかったキャリアは「反省点」という話し方で落ち着きました。
面接で自己紹介するときに、こちらから序盤のキャリアについて「一貫性が無い事」を明言し、反省を活かして~というストーリーを作って乗り切りました。
社内評価で不利になる
社内評価でも不利を実感しました。
有利な部分と不利な部分が割と明確というか、表裏一体な実感です。
特に昇進については顕著な傾向が出ると思います。
具体的に、平社員→主任→係長くらいまではスルスルと昇進していきます。
係長くらいまでは、ある程度仕事ができていれば適切な評価をしてくれる会社が多かったです。
これは転職者が有利な部分といってよいところだと思います。
何なら、入社時点から係長くらいの役職がついている場合もありました。
転職回数が多いことによる不利は、管理職になるタイミングで出てきます。
会社の考え方による部分が大きいことを前置きしたうえで。
係長→課長は、一つ上がるだけではなく、管理職にするかどうかの判断の為、かなり高いハードルがある傾向があります。
この時「辞めないかどうか」を見られる傾向があります。
転職回数が多いと、ここでワンクッション置かれるケースがあります。
「念のためもう1年様子を見よう」って考え方です。
課長クラスになると実力だけではだめで、タイミングも重要になります。
「ポストに空きがあるかどうか」がタイミングだからですね。
タイミングが重要なのに。ワンクッション置かれてしまい。タイミングを逃してしまうと非常に苦しいです。
メリットとデメリットが組み合わさると割とメンタルやられます。
今までガンガン昇進し、結果もしっかり出しているのに、肝心の管理職になるタイミングでお預けをくらう形になりますから。
視点を変えると「社歴」によるレバレッジが効かないというのが辛さの根源だと思います。
社歴の浅さをはねのけるくらいの実績をあげることが出来れば別ですが、これには実力はもちろん、チャンスと巡り合う「運」が必要になってきますので再現性がありません。
「社歴」は「時間経過」なので努力ではどうにもならない分野です。
やや厳しい言い方になりますが、中途半端に実力があるばかりに、結局ここで「1回休み」をもらって足並みを揃えされられてしまうわけですね。
個人的に、これが転職回数が増えがちな人の根本原因ではないかと思います。(身に染みて実感していますw)
厄介なのはこれ連鎖して続くんですよね。
どこかで歯止めをかけないと私みたいに5回も6回も苦労して転職した割に収入が苦労に見合わない!なんてことになってしまいます。
※ちなみに私のの状態がこれです。 賞与評価フィードバックは毎回最高評価レベルなので、仕事自体は評価しているが、同時に警戒もされている状態と思っています。
とびぬけた優秀さが無いと、仕事は暇になる
こういう事で悩む人は優秀な人なんだと思います。
転職回数が多いという事は、それだけの回数、違う会社で価値を認められ採用に至っているという事実なので、間違いのないことです。
ただし、この優秀は中の上くらいの優秀さであり、飛びぬけたものではありません。
これが苦しさを生み出します。
なぜかというと、このレベルで優秀な人は、業務の効率化ができるんです。
もともと1時間かけてやっていた仕事に対し、効率化の工夫ができるので時間を半分の30分にすることができるわけです。
これが地獄の入り口になります。
1時間設定の仕事が30分になると30分時間が余ります。
もともと残業がある職場で残業代の支払いがある場合、優秀な改善の結果として給料が下がります。残業代が減る為ですね。
残業が無い職場で効率化の改善をした場合は、30分暇な時間が発生することになります。
明確に、暇な状態はストレスなので、新しい仕事を探したり生み出したりしていくことになるのですが……
効率化し、時間を生み出し、新たな仕事に取組み、結果を出してもこれが評価され、給料のテーブルが変わらないと収入が増えません。
事前に成果に対してどのくらいの評価がもらえるかの調整ができればよいのですが、これは現実的ではない場合が多いでしょう。
つまり「収入増という結果が定まっていない」ことに対して、先払いで効率化/改善の工夫を支払う構図になっているという事です。
上手く収入増の結果にむずびつけばよいですが、そうならない場合も多いです。(というか、こちらが一般的と思います)
なぜなら、評価シートなどの仕組みがそうなっていないからですね。
悲しいのが、結果として30分短縮せずに残業していたほうが良い結果につながる場合がある事です。
残業して残業代をもらいつつ、残業することによる「頑張っている感」「会社への忠誠心」の演出効果です。
これに気づいてしまうと、途端に真面目に仕事をするのがばからしくなってきます。
工夫して自動化し、業務効率を高めて残業を減らす。
評価してくれる人が、この取り組みの価値を正確に理解できれば良いのですが、そうでない場合が悲惨で。
・(自動化しているので)暇を持て余しているように見える
こうなると逆のことをしたほうが評価が高まる場合があります。
わたしも経験がありますが、資料を早く仕上げても早すぎて内容がきちんとできているか不審がられました。
次に、同じような資料を早く仕上げて、1週間寝かして出してみたのですが、この時に非常に良い評価をいただきました。
曰く「作成に1週間かかる資料、すばらしいに違いない!よく頑張った!」とのことです。
それからは、上司がこの方でいる間はずっと資料を寝かせて、ワインのように価値を高めて出荷するよう心がけていました。
結果、昇進したのですから「なんだかなぁ」というのが正直な実感です。
で、問題なのは、これを楽しいと思えるかどうかです。
わたしくらいの中途半端な能力の持ち方をしていて、ロジカルシンキングができる場合、効率化できる部分に関しては効率化して生産性を高めないと「気持ち悪い」という感覚があります。
性格/性質的に「効率化の筋があることに対し、無駄に手間暇かけて作業をする」というのが受け付けないのです。これがめちゃくちゃストレスになるという事です。
なので「じぶんの心を守る為」効率化します。 これは楽しいことですからめっちゃ頑張ります。
ここまでは良いのです。 楽しいので。
ここから先がしんどいポイント。 時間が余り始めるのです。
そりゃあ、効率化っていうのは、より少ない時間の投入で同じ結果を出すことですから。 結果が同じなら時間は余るのです。
問題は2つ。
・要求される結果のレベルが上がった結果、評価が見合わなくなる事
6回も転職していれば見えてきます。 この2つは厄介極まりない。
基本的に、1つの仕事に対する要求レベルは変わらないことが多いです。 これは「最低限度」をクリアしているか否かで判断されるという事です。
納めている仕事が「最低限度」を超えていればそれ以外のことは何も影響しない。評価が同じという事です。
クオリティを高めてやることで「最低限度」が引きあがる場合もありますが、「最低限度」が引きあがっても評価が変わるという事はまずありません。 よく見かける、無駄に難しくなったり手間がかかるだけになるパターンです。
これは単純な話で引き揚げた「最低限度」のラインがお金を稼ぐ性質でない場合、評価を引き上げるための原資を生み出さないから評価を変えれないという理屈です。
ではクオリティを高めるのではなく量をこなすとどうなるか。 作った時間でほかの仕事に取り組むと評価が高まるかどうかという事ですが、経験上これも微妙と思います。
こういう時に進めることになる仕事は「手が空いた時にやる」タイプの仕事になりがちですが、根本的に「手が空いた時にやる」仕事はなくても困らない寄りの仕事なので評価が付きにくいです。
あるあるだと思いますが、効率化をやりまくって今までの1.5倍の量をこなしても給料が1.5倍になる事はあり得ない、というお話です。
つまり、会社員として合理的に働くならば、タスクを100%こなしている前提であれば「余計なことをしない」のが最良という判断になります。
要するに「暇してろ」という事です。
こういう仕組みである事かつ、暇はストレスなので「ボアアウト(退屈症候群)」に繋がっていくという事です。
ちなみに、経験上「余計なことをしない」のは大切だと思います。
なぜなら、なまじ空いた時間に仕事を詰め込み続けると「仕事を奪われた」という反感を買ったり、「手を抜いている」と思われたり、前担当者から「私が無能見えてしまう」と誤解を招いたり、「忙しそうだから」と新規取り組みのチャンスを逃したりするリスクがあるので「余計なことしない」で常に余裕を持っておくのは正しい生存戦略だと思います。
ただコレ、めちゃくちゃ辛いんですけどねw
おすすめのボアアウト(退屈症候群)回避策
さて。暇は辛いよね、でも効率化しない環境に身を置くのも辛いよね。という救いのない流れでありますが。
個人的に編み出したボアアウト(退屈症候群)回避策を共有しようと思います。
この回避策は2段構えです。
・暇時間で副業を行う
たぶん、これしか対策が無いと思います。
わたしレベルの中途半端優秀マンなら、今やっている仕事と周りの空気から、次になにが必要になるか?を推察することができると思います。
通常業務を効率化して作った時間をすべて「未来の仕事の前準備」に充てていきます。
経験上、かなり正確な準備ができてしまうと思います。 結果として、今までに以上に、輪をかけて暇になります。
こうして作った時間を副業の充ててしまうのがいちばん賢いと思います。
副業と言っても、会社でできることなんて限られます。
明らかに会社の業務と関係ないことをやっている感が出てしまうと、これが原因で評価を落としてしまいますから。
時間の使い方のおすすめは、メモ帳とかに企画をまとめたりネタだしをすることですね。
ブログの文章を書いてしまうのも良いです。後で編集するだけ迄しあげておくイメージです。
最新技術、AIの研究をするのもおすすめです。普通に業務でも役立ちますし。
大丈夫。 パット見、仕事のことを考えているようにしか見えませんから。
私くらいの中途半端優秀マンはこれが良いと思います。
俺が!会社組織を変えるんだ!くらいの情熱をもってリスクを取って動けませんよ。 だから見切りをつけて転職するんです。
でも、どの会社もだいたい同じです。きりがないなって気づくのに転職6回もかかりましたw
おそらく「会社組織で活動する」というのが合わないんだと思います。
そのくせ「独立」に至らないレベル。
自分で書いていて悲しくなりますが、正確に事実と向き合うことが改善の第一歩ですからね。
6回も転職してこんな感じなら10回転職しても20回転職しても変わらないと思います。
「特殊な環境を手に入れること」を頑張る
事実ベースのお話として、私は5回目の転職で「会社組織という枠組み自体に向いていない」ことを確信しました。
独立しようと頑張ってみましたが結果が出ず、6回目の転職をはたして今に至ります。
6回目の転職をするにあたって、立ち位置にこだわりました。
結果として今、個室のような作業環境で提案ベースの仕事をしています。
最初からこういう環境だったわけではなく、入社後、知識と経験をフルに活用し結果を出してこの環境を手に入れました。もちろん巡り合わせが良かったのも大きいです。
提案ベースで仕事をしているという事は、仕事のペースを自分で決めることができるという事です。
実際問題、この記事で書いたことを実行しきっているので、来年の取り組み課題も現時点でほぼ終わっています。
(わたしが今期 打ち上げていたことが来季の部門としての方針&取り組み課題になっているので)
なので、ハチャメチャに暇です。
1日中やることが無い、なんてのはザラです。
こちらに飛んできたボールは即座に打ち返しているので忙しさが持たないですw
1週間暇とか普通にあります。超キツイですね。
ボアアウト(退屈症候群)という言葉を知ったときは膝を打ちました。
かといって、ここで余計な仕事を取り込んで忙しくしてしまうのはだめです。
対して評価に結びつかない暇つぶしの忙しさと引きかえに、手がふさがる事で面白い仕事が引き受けられないリスクを取ることになりますから。
「余計なことしない」判断が正解になるわけです。
こうなることはわかっていたので「居場所づくり」にはこだわりました。
具体的には、こちらが何をやっているかがわかりにくい環境を作ることです。
ある程度、定期的に結果をアウトプットしていれば特に何も言われない環境です。
(報連相はめっちゃ大切です。むこうがこっちに来る前に報告に行くくらいのイメージです。これが環境維持のコツです)
個室のような環境を得られたことは類まれな幸運ですが、実際こういう環境でもないとストレスに耐えられません。
100%耐えられません。 断言できます。
暇な時間を有効活用する選択肢を持つ
わたしと同じ属性の人は、暇な時間を有効活用するという選択肢を持つ/認識することが良いと思います。
転職したって良くなりませんよ。 そんな保証はどこにもないんです。
6回も転職したのにまだまだ全然不満ですものw
良くなる保証がないくせに、悪くなるリスクを取らなきゃいけないんです。 こんなバカげた話は無いでしょう。
思い返すと、転職への動機はほぼ会社に対する、会社内での立ち位置に対する不安感や絶望感からです。
絶望感は、期待感があるから感じるのです。 夢も希望もないですが、期待すること自体が良くないんだと思います。
6回の転職を振り返り、周囲を見渡しても楽しそうに仕事をしている人の顔が思い浮かびません。
巡り合わせが悪すぎただけの可能性もありますが、給料は我慢料って仕事をしている人のほうが多かったように思います。
いま、この文章は休憩時間に下書きしています。休憩時間に文章が書けるという事は、いつ構想しているという事か。言うまでもないと思います。
ブログの文章を書いたり、次の企画を考えているほうが、仕事をしているときの何百億倍も楽しいです。
時間の使い方で、1日の充実度合いは大きく変わります。
仕事に対しては、面白かったらラッキー!くらいの距離感が正しいと思います。
そして、面白くない仕事から距離を取った後は、かかわる時間を減らすのが正しいと思います。
仕事にかかわる時間を減らすために効率化を進めるわけです。
空いた時間は節度を保ったうえで自由に使いましょう。
誰にも迷惑を掛けないこと。
場の空気を乱さず、任された仕事のタスクをやりっきたうえで。
私と同じ属性ならできます。 我々にはこれができるのです。 なんせ「要領が良い」のですから。
全体を変えるパワーと情熱はなくとも、環境でうまく立ち回ることはできるのです。
「トクをする」に至らないまでも「損しない」はできるのです。 得意分野みたいなものです。
仕事の給料で月1万円を増やすより、ブログでも書いて広告はって1万円稼ぎましょう。
金銭面でもメンタルもこちらのほうが楽しいです。
「仕事が暇で退屈」という資産を活かす戦い方です。
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